世界遺産へ行ってきました~ ☆彡 『 富岡製糸場と絹産業遺産群 』ご紹介
ニュース 2014年07月19日児童・生徒の子供たちは もう夏休みだそうで ・・・ はぁ~?ずいぶん早くなったものだぁ
数日の違いとはいえ
共働きの多い現代の親御さん方は 大変ですねぇ・・・お察し申し上げます
夏休みに入ったとなると もうじき梅雨も明けるでしょうか?!
あけると本格的に暑くなりますねー
先週末のことですが
母親に付き添われた小学校3年生くらいの男の子が
夏休みの自由課題にでもするのか
プリント用紙を片手に
とある世界遺産で ボランティアガイドのおじさんに質問攻めしていました^^
おじさんは時間をかけて 丁寧に答えてくれたようです
他のグループは あっという間に引き返していましたが
このおじさんがガイドしてくださった私たちグループは
とても詳しい説明で
細かいところまで見学することができました
はい!
そこが最近 世界遺産に認定された
群馬県富岡市にある 『富岡製糸場と金産業群』でした^^
先週の12日(土)は 最高気温が記録された日でしたが
たくさんの観光者が訪れていました
それでも 3時頃だったからか
「今日は少ないほうです」と 前出のボランティアガイドさん
明治5年に 政府により建設された赤レンガ造りの工場は
長い年月を経ても しっかりと建っていました
それまで日本にはなかった レンガをつくり
目地はフランス製の高価なセメントに代えて
日本古来の漆喰で積み上げられています
蚕を煮沸するときにでる匂いのきつい汚水を
地下に下水設備をつくり流したのだとか・・・
なにもかもが 日本初の建設工事だったようです
ここから日本の物づくり精神が培われていったということです
まさに 日本の産業革命の地
もともと養蚕をしていた地域で
工場建設指揮者のフランス人ポール・ブリュナ氏が
糸をつむぐ地元民をみて ヒントを得
ヨーロッパの設備を導入しましたが
日本人に合うように仕組みを考えたのだそうで
工場の規模と絹糸の生産量は 世界一を誇っていました
世界に輸出され 高い評価を受けていたそうです
その時代には 画期的な最先端事業だったのです
それを 全国から募った500名の 若い女工さんたちが支えていたそうです
ここで得た技術や知識を 各地の工場へ継承して行ったのだそうです
店長が子供の頃
製糸場の女工さんを描いたドラマや映画があったように記憶していますが・・・
日本の近代化に たくさんの女性が貢献していたと聞いて
大いに勇気づけられますね^^
YKKAPもこだわりを持つ物づくり
古来から引き継がれてきた 日本人の原点ではないでしょうか
群馬県と聞いても
ほとんど知らない地で 予備知識もなかったのですが
転勤になった息子のおかげで
世界遺産まで訪れることができました・・・感謝
関東のうちですから 食で困るのではと心配していましたが
九州人でも とてもなじめる味付けで 美味しいものがいっぱいでした^^
最近 あちこちに行く機会があるのですが
現地に行かなければ伝わってこない〝感覚〟は
やはり 「百聞は一見にしかず」でした
今回の世界遺産訪問は
物質的なものだけでなく
近代日本の夜明けを垣間見ることができたようで 意味深いものでした
みなさまも ぜひ機会をつくり たずねてみてください
親しみをもった〝ぐんまちゃん〟の旅でした^^
ちなみにこのあたりは
軽井沢や那須にも 比較的近いらしいです^^
☆ MADOショップ伊万里店からの世界遺産ご紹介でした~
* 掲載写真 ・・・ 1枚目 敷地内一番手前にある製糸場の建物
2枚目 レンガから焼いて 明治5年に建築した建物は いまだにしっかりした造りでした
たくさんついた窓は 繭を乾燥させるためと 電気がなかった時代に工場内を明るくするためのもの
開戸になった窓の 丁番のみがフランス製
3枚目 奥行き140mの工場建物は 当時としては世界一の規模だったそうです
近年まで この工場内機械設備で稼動していたそうです (建設当時の設備ではありません)
しかし 国産のこの機械は世界一の性能を誇って 輸出されていたそうです
4枚目 フランス人女性技術指導者たちのために立てられた建物
バルコニーがめぐらされた洋式の建物です
5枚目 左上の円のなかにあるものは 「創業当時のまゆだま」
蚕の種類によって取れる絹糸の色や質感が違っている見本が 展示されていました