福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催中である
『 新･桃山展 大航海時代の日本美術 』を観に出かけてきました

有名な学問の神様 太宰府天満宮のすぐそばにある
九州で唯一の国立博物館は山手にあります
下には住宅街がありますが 木々に囲まれたここは
美術品や芸術品を鑑賞するにはとてもよい場所にあると思います

さて 今回見に行ったのは YKKAPがサポートしている催しです
TVでも紹介されていたので楽しみでしたが
行ってみると 予想以上に見ごたえのあるものでした

有名な狩野永徳の力強い屏風絵や とても手の込んだ工芸品など
どれもこれも 目をみはるもの揃いの展示内容でした

日本の歴史と文化を感じる 質の高いものを久ぶりに見て
気持ちが豊かになる とてもよい時間を過ごすことができました

YKKAPは 有意義な展覧会に協賛してくれたと思います

日本も海外との交易があり
世界的には大航海の時代であった安土桃山時代

ヨーロッパへ渡ったり日本へ入ってきたりと
絵画や工芸品には その後相互に影響が表れてくることになります

若い頃に先生について茶道をやっていたこともあり
中でも 茶道具に関心がむきました
天目茶碗や高麗茶碗は その美しさに見惚れるほどでした
利休好みの黒楽茶碗は 千利休の侘び寂びの精神が強く表れたものでした

茶碗をはじめ価値の高い茶道具には 銘がついています
下の茶碗の銘は「ムキ栗」でした
実物は もう少しこげ茶色っぽく見えました

歴史の教科書などで見かける有名な
聖フランシスコ・ザビエルのこの肖像画も展示されていました

そのほかに 織田信長や豊臣秀吉の
誰もが「これこれ」と 見たことのある顔立ちの肖像画もありました

教科書でしか見たことのないものを
目の前でみることができるとは 感慨深いです
修復されているのか とても鮮明でした

そして 今回の大注目が 長谷川等伯の「松林図屏風」でした
どこにあるのかと思っていたら
4階の文化交流展示室に別展示されていました

それも ガラスケースでの展示ではないので(床の台に乗せた展示)
屏風としての存在が とてもよく分る展示でした
墨だけで書かれた屏風ということもあって
そこだけは 厳かな空気がただよっていいました

そして ここだけは・・・というか
国宝の長谷川等伯の屏風なのに 写真撮影が許可されているのです

もちろん店長も撮ってきましたよ
これだけは見逃せないと思っていたので 大満足
贅沢言えば この空間にも少し長くいたかった～

というのも 4階の常設展示の空間は周囲に小さな展示室がいくつもあって
そのなかの一つにあったので すぐには展示場所がわからなかったのです

しかし パンフレットには 展示期間11/14～11/26と書いてるけど
この期間になると 3階の特別展の催し会場に移されるのでしょうか？

松林図屏風をみたい！という方は
事前にチェックして行かれたほうが良いかも知れません

九州国立博物館の外観です

閉館時間ころの写真なので暗めですが
展示室は長いエスカレーターを３階まで一直線に昇ります
上っている間に１階の空間を臨むことができます
もちろん すぐ横にエレベーターも設置されています

まだ行かれたことがない方は
展示物だけではなく この建物をみる価値もあります
元旦も開館しているので
太宰府天満宮参拝の折にも訪れることが出来ます

YKKAPが協賛している「 新・桃山展 」の会期は
11月26日(日)までです
金曜日・土曜日は
閉館が 午後8時まで延長されるので ゆったりと見ることができそうです