3月14日付け 『施工事例』でご紹介した
京都・嵐山の小倉百人一首殿堂「時雨殿」が
4月17日にリニューアルオープンしました
さっそくオープンの2日後に 見学に行ってきました
施工中の様子はご紹介しましたが
その後どのように展示されているのか 大変楽しみでした
「時雨殿」は 渡月橋にほど近いところにあります
訪れた2日間は よく晴れているものの 真冬なみの冷たくて強い風が吹いていました
路行く人は 京都も大阪も冬の服装でした
裏手は公園になっていて 百人一首の石碑が点在しています
小高い公園から下り 桂川沿いをゆっくり歩いて時雨殿へ
入場券を購入したら 靴はロッカーへ入れて展示室内に入ります
入口には 山形にガラスを組んで立てた 「硝子の屏風」が先ず目に入ります
金属の枠はなく ガラスだけで立っているのです
これは施工後 小倉山を描いたようなフィルムが貼られていました
展示室中央につくられた
こちらも硝子だけでできたケースには
小倉百人一首の歌を詠んだ 100人の作者を模した
小さなお人形が飾られていました
おさえた照明のなかでも
ガラスケースのきれいさと お人形の愛らしさに 子供たちも足を止めて じっと見ていました
最近は 百人一首を題材としたコミックの影響もあってか
小学生の子供たちもたくさん訪れていました
これは 作者の人形のケースの奥にあるケースです
ここにも 大きな硝子が入っています
展示場側面の 一番大きなガラスが入ったケースには
リニューアルオープンを記念して 嵐山の天竜寺の宝物が 特別展示中でした
時間を超えて 雅な平安時代の和歌の世界は 心が落ち着き
一句一句を読みながら
いつまでもひたっていたい と思わせてくれる空間でした
決して広いとはいえない空間に 巧みに展示されていることにも感心しながら 時雨殿をあとにしました
大覚寺から 女性に人気の祇王寺
下ってくれば 天龍寺や渡月橋など 見どころ多い嵐山でした
みなさまもせひ 風情のある嵐山を訪れて 小倉百人一首殿堂 「時雨殿」に足をお運びください